今夜何作ろう?の重みから解放されよう
夕方、仕事帰りの電車の中や、スーパーの入り口でカゴを持ったまま
……、今夜何作ろう?
って立ち尽くしてしまうこと、ありませんか?
私はよくありました!
仕事でクタクタなのに、そこからまた頭をフル回転させて、冷蔵庫の中身と栄養バランス、家族の嗜好をパズルする……。
正直、料理を作ることそのものより、この「献立を考える」作業が一番しんどいんですよね。
だから私、「頑張って考える」のをやめることにしました。
調理はもちろん、一番つらい献立決めも、ぜんぶ家電と仕組みに頼っちゃいましょう。
これは、私がたどり着いた「頭をからっぽにしても、美味しいご飯が作れる」ゆるい仕組みのお話です。

味見もしなくてOK!0.6%の法則
ホットクックやヘルシオを使う上で、絶対に覚えておきたいのが「勝間式ロジック」でも有名な塩分濃度の法則です。
これさえ知っていれば、味見が不要になります。
魔法の計算式
人間の脳が「美味しい」と感じる塩分濃度は、体液に近い0.6%〜0.8%と言われています。これを計算式に当てはめるだけです。

いちいち計算するのが面倒? 大丈夫です。
塩以外の調味料を使う場合の「換算早見表」をキッチンに貼っておきましょう。
これを見れば一発です。
【これだけ見ればOK】調味料メモ
| 調味料 | 塩分濃度(目安) | 投入量の計算式 | 覚え方 |
| 塩 | 100% | 総重量 × 0.6% | そのまま0.6% |
| 醤油 | 約16% | 総重量 × 3.75% | 塩の約6倍(※3.75%) |
| 味噌 | 約12% | 総重量 × 5.0% | 塩の約8倍(※5%) |
キッチンスケール(計量器)は必須アイテムです!

キッチンスケールに乗せるだけで味が決まるなんて、ちょっと楽な気持ちになりませんか?
献立は「曜日」に決めさせる
「毎日違うものを考えなきゃ」という呪いを捨てましょう。
曜日ごとに調理法やテーマを固定するだけで、悩まなくてよくなります。

悩み無用のローテーション
| 曜日 | メイン(担当) | 代表メニュー | 副菜戦略 |
| 月 | 煮込み(ホットクック) | カレー、肉じゃが | 【ストック・切るだけ】 週末の残りや、冷奴・トマトで乗り切る。 |
| 火 | 焼き物(ヘルシオ) | 焼き魚、手羽先 | 【ホットクック稼働】 メインを焼いている間に、ホットクックで「蒸し野菜」を作り、和え物にする。 |
| 水 | 炒め・蒸し(ホットクック) | 回鍋肉、蒸し豚 | 【二段調理】 内鍋でメイン、上の蒸しトレイで「ブロッコリー」などを同時加熱。 |
| 木 | 麺類・丼(ホットクック) | ミートソース、牛丼 | 【ストック】 火曜に多めに作った蒸し野菜の残りを出す。 |
| 金 | 鍋・スープ(ホットクック) | 豚汁、ポトフ | 【副菜不要】 具沢山にして、これ一品で完結させる。 |
この枠組みさえあれば、スーパーに行っても「火曜だから魚売り場を見よう」「月曜の肉じゃが用の肉を買おう」と、自動的に足が動くようになります。
副菜の悩み:「少しずつ色々食べたい」子供のリクエストに応える技
ここで一つの壁にぶつかります。
子供が、味のついていない蒸し野菜を食べない。
お弁当みたいに、いろんなおかずが欲しいと言う。
分かります。大人は素材の味で満足できても、子供はしっかり味がついたバラエティ豊かな食卓が好きですよね。
でも、副菜まで手の込んだものは作れない…。
そこで私が実践しているのは、メインと同時に作る&味付けも固定化するという方法です。

その1:ヘルシオの隅っこでアルミカップ作戦
ヘルシオでお肉やお魚を焼くとき、角皿のスペースが余っていませんか?
ここをフル活用します。
アルミカップ(または耐熱容器)に野菜を入れ、焼く前に調味料もかけてしまいます。
- ブロッコリー × マヨネーズ × チーズ
- コーン・きのこ × バター × 醤油
- 人参・パプリカ × オリーブオイル × 塩
これらをメインのお肉の横に並べてスイッチオン。
焼き上がった瞬間、メインと共に「子供が喜ぶこってり味の副菜」が3品完成しています。
使い捨て出来るアルミカップでも良いし、耐熱容器でも。
私は耐熱容器派!続けやすい方を選ぶと良いと思います

網の上にグリルマット(シート)をひくと食材がくっつきにくいですよ。
その2:ホットクック副菜は3つの固定ダレで回す
ホットクックで蒸した野菜は、熱いうちに決めておいた調味料で和えるだけ。
毎回「今日は何の味にしよう?」と迷わないよう、黄金比を決めています。
- マヨポン(マヨネーズ+オイスターソース):ブロッコリーや根菜に。子供ウケNo.1。
- ナムル風(ごま油+塩):もやしやキャベツに。
- おかか醤油(かつお節+醤油):オクラやピーマンに。

長年おすすめしてきている塩はこちら。料理のレベルをグッと引き上げてくれます!
これで、「副菜どうしよう」という悩みからも解放されます!
買ってきた流れで15分だけ。下味冷凍のストック術
週末に作り置きを頑張らなくて大丈夫。
それに「せっかく作ったのに味が落ちた」「食べる義務感に追われる」なんてことありませんか?
特に肉や魚の作り置きに心が焦る…
私は、スーパーから帰ってきた流れでお肉をパックから出して、袋に入れて、調味料を入れる。これだけやっちゃいます。
調理の際、後から野菜を足すかどうかで調味料の計算だけ済ませておけば、あとは考えなくてOKです。

【レシピ①】豚こまのスタミナ漬け(炒め物用)
後から野菜(玉ねぎ、ピーマンなど約200g)を足すことを前提に、少し濃いめの味をつけておきます。
- 材料
- 豚こま肉:300g
- 醤油:大さじ2
- 酒・みりん:各大さじ1
- オイスターソース:小さじ1(コク出し)
- おろしニンニク:チューブ2〜3cm
- ごま油(またはサラダ油)大さじ1
- 片栗粉(大さじ1〜1.5)
- 使い方
- 調味料とお肉、油をジップロックに入れて揉み込んだ後、最後に「片栗粉(大さじ1〜1.5)」を加えて、全体になじむようにもう一度揉んでから冷凍します。
- 【帰宅後調理】 凍ったままホットクックへ。カットした玉ねぎ・ピーマンを加え、「回鍋肉」キーでスタート。(約20分)
- ※炒め物は予約できないので、帰宅後の着替えタイムに作ります。
【レシピ②】鶏もものトマト漬け(煮込み用)
トマト缶も「水分」としてカウントし、総重量の0.6%の塩を入れます。
- 材料
- 鶏もも肉:300g(1枚)
- カットトマト缶:200g(缶の約半分)
- 塩:小さじ1/2(約3g) ※ここが重要!
- オリーブオイル:大さじ1
- 乾燥バジル:少々
- 使い方
- 凍ったままホットクックへ。しめじ等を足して「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」キーなどで煮込む。
- 計算ロジック
- 鶏肉300g+トマト200g=500g。500g×0.6%=3g(塩小さじ1/2)
【レシピ③】魚の幽庵焼き風(焼き物用)
焼き物はタレに漬け込むだけなので、和食の黄金比「1:1:1」でOK。
- 材料
- 切り身魚(ブリ、サケ、サワラなど):2〜3切れ
- 醤油:大さじ1.5
- 酒:大さじ1.5
- みりん:大さじ1.5
- 使い方
- 解凍不要。凍ったままヘルシオの網に乗せ、「まかせて調理(網焼き)」スタート。
私の平日はこんな感じです
「帰宅後は包丁を握らない」。 これを目標にした、私のゆるい平日スケジュールです。
メニューによって「予約」か「即調理」かが変わります。
- 05:30 起床・自分の時間・朝食準備
- 少し早起きして、コーヒーを飲みながらパソコンを開いたり、身支度をしながら夕食の段取りを考えたりする時間を確保。
- 06:00 朝食のついでにホットクック仕込み(10分)
- 【パターンA:予約する日(カレー・煮物)】
- 内鍋にカットした野菜と凍ったままの下味冷凍肉を入れる。
- 予約調理セットして完了。
- 【パターンB:すぐ作る日(炒め物・焼き物)】
- 朝の仕込みはナシ!(または冷凍肉を冷蔵庫に移すだけ)。
- 【パターンA:予約する日(カレー・煮物)】
- 07:40 家を出る
- 18:40 帰宅
- ここで動きが分かれます。
「おかーさん、見て!」に「ちょっと待って!」と言わなくていいのが、一番嬉しいかもしれません。
【夜パターンA】ホットクック予約の日(煮込み・カレー)

★ドアを開けたらもう出来ている!最短コース
- 18:40 帰宅&オープン
- 玄関を開けた瞬間、カレーや煮物のいい匂いがします。
- 予約調理で既に完成しているので、蓋を開けて混ぜるだけ。
- 18:45 盛り付け
- ご飯をよそい、作り置きの副菜(昨日の蒸し野菜など)や、切っただけのトマトを出す。
- 18:55いただきます
- 帰宅から15分で食事開始。腹ペコの子供を待たせません。
【夜パターンB】即調理の日(ヘルシオ焼き・ホットクック炒め)
★加熱中の20〜25分を「親子の時間」にするコース
- 18:40 帰宅&スイッチオン
- ヘルシオの場合:下味冷凍魚とアルミカップ野菜を乗せて「まかせて調理」。
- ホットクックの場合:下味冷凍肉(回鍋肉用)と野菜を入れてスイッチオン。
- 同時に、空いている方の機械で「蒸し野菜(副菜)」を仕掛けるのもアリ。
- 18:45〜19:05待ち時間の活用
- キッチンに張り付く必要がないので、この時間にお風呂に入ったり、子供の宿題チェックや翌日の準備を済ませます。
- 19:05 完成&仕上げ
- 「出来上がりました♪」の音声と共に、アツアツの料理が完成。
- ヘルシオのアルミカップ副菜なら、盛り付けも早いです。
- 19:10いただきます
- 出来立てアツアツの状態で夕食スタート。
これから始める方へ
ホットクックやヘルシオ、「便利そうだけど、大きすぎるし高すぎる……」って思いますよね。
私も最初はそうでしたので、導入を迷っている方へ、参考になれば!

- ホットクックは「2.4L」一択
- 「うちは3人家族だから1.6Lでいいかな?」と思いがちですが、大は小を兼ねます。作り置きや、葉物野菜(加熱前は嵩張る)を調理するには2.4Lの容量が必要です。
- ホットクック=巨大というイメージありますよね。
旧型は持ち手(耳)が左右に飛び出していましたが、最新モデル(G型以降)は横幅がギュッとコンパクトになっています。 - 容量は同じ2.4Lでも、新型なら今のキッチンスペースにすっぽり収まる可能性が高いです。サイズで諦めていた方は、ぜひ最新型をチェックしてみてください。
- ヘルシオは「巨大なスチコン」……でも置く価値アリ!
- ヘルシオはただのオーブンではありません。レストランの厨房にあるような「スチームコンベクションオーブン(過熱水蒸気)」を家庭用に小型化したものです。
- 水蒸気で焼くので、塩分を落としつつ、中はジューシーに仕上がります。
「焼き」だけでなく「蒸し」もできる万能選手ですが、今回のルーティンでは特に「まかせて焼き(網焼き)」の機能をフル活用しています。
- 迷ったら「レンタル」
- 私は思い切って購入しましたが、決して安い買い物ではありません。「もし使いこなせなかったら……」と不安な方は、まずはレンタルで2週間ほど試してみるのが一番確実です。
置く場所のサイズ感も確認できます。
- 私は思い切って購入しましたが、決して安い買い物ではありません。「もし使いこなせなかったら……」と不安な方は、まずはレンタルで2週間ほど試してみるのが一番確実です。
※私にも紹介ポイントが入りますが、個人情報は一切伝わりませんのでご安心ください。
【コラム】買い物に行く元気もない日へ
私はスーパーに行く時間すら「休みたいな」と思うタイプなので(笑)、Amazonのネットスーパーにも頼りまくっています。
「牛乳がない!」「明日のお弁当の野菜が!」という時も、スマホでポチればその日の夜に届く。この安心感はお守りみたいなものです。
生協の個人宅配(週1回のベース)とAmazonのネットスーパー(不足分の補充)を併用しています。
特に推したいのが、Amazonのネットスーパーです。
Amazonフレッシュは関東の一部エリア限定ですが、ライフやバロー、アークスなどと提携しているAmazon上のネットスーパーは、意外と対象エリアが広いのをご存知でしょうか?
Amazonフレッシュは関東の一部エリア限定ですが、Amazonのネットスーパーは意外と対象エリアが広い!
「野菜が足りなくなってきた…」「ビールがあと1本しかないじゃん」
そんな時でも、朝注文すればその日の夜には届きます。 このスピード感は、忙しいワーママにとって最強の命綱。Amazonのアカウントがそのまま使えるので、面倒な会員登録も不要です。
住んでいる場所によって「使えるスーパー」が表示されるので、まずはご自宅が対象エリアかチェックしてみてください。これが使えると、生活の「余白」がさらに広がりますよ。
おわりに:まずは3週間だけ、実験感覚で
思考停止でラクができる、と言いましたが、実は最初だけ少し、慣れが必要です。
0.6%の計算をしたり、朝の予約セットにこれで良いのか不安を感じたり……。
最初は「逆に面倒くさい!」と感じる瞬間があるかもしれません。
でも、騙されたと思って3週間だけ、このルーティンを繰り返してみてください。
人間が新しい習慣を身につけるには、およそ3週間かかると言われています。
3回このサイクルを回した頃、不思議なことが起こります。
スーパーで食材を見ても、これどうしよう?と悩まなくなり、キッチンスケールに内鍋を乗せる動作が、まるで息をするように自然に行えるようになるのです。
本当の手間抜きは、体がこのリズムを覚えてから始まります。
一度自転車に乗れるようになれば一生忘れないのと同じで、この「ロジカルな家事」も、一度体が覚えてしまえばずっと使える武器になります。
私も最初はゲームの攻略法を覚えるような気持ちで、淡々と繰り返してみました。
そうすると、ずっとモヤモヤしていた献立の悩みから解放されてゲームをこなす感覚になりました。
「決めたら、もう迷わない」私がよく自分に唱える言葉です。
献立に悩むみんなの参考になれば幸いです!




